時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

過去を反省していないのは韓国では?

 韓国は、事あるごとに、日本国は歴史の反省が足りないと批判しております。しかしながら、反省という心の働きが、倫理的な次元の上昇を伴うことを考慮しますと、歴史を反省していないのは、むしろ、韓国なのではないかと思うのです。

 幼児期にあっては平気でしていた行動でも、成人になると、良心の痛みに耐えられなくなることがあります。露骨な苛めや嫌がらせをしますと、”大人げない”とか”子供じみている”として冷たい視線を受けるのも、心の成長を問われているからです。反省とは、まずは、その人の行動に表れるのです。この基準からしますと、慰安婦問題に対する韓国の態度には、全く、反省というものが見られません。仮に、真に過去を反省しているならば、朝鮮戦争ベトナム戦争での韓国軍の蛮行を真っ先に謝罪するでしょうし、21世紀という時代において、”…を慰安婦にする”といった発言もあり得ないはずです。また、ニューヨーク・タイムズが報じたところによりますと、韓国人のネール・サロンの経営者は、外国人の女性を虐待したり、差別的な搾取をしているそうです。

 韓国にとりましては、慰安婦問題は人道問題でもなく(現在でも非人道的な行為であると認識していない…)、日本国から賠償金を得るための反日政策の道具でしかないようです。人道問題で他国に対して批判を繰り返す国が、その実、非人道国家であることは、本来、あり得ないのですから。

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