時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

”日韓相互理解”における相互性の欠如-聞く耳を持たない韓国

 昨日に続いて、本日の記事でも、日韓の相互理解について問題点を挙げてみようと思います。

 相互理解という限り、韓国側も、日本国の主張に耳を傾け、理解を深めるべきはずです。ところが、日本国に対する韓国の態度を見ますと、門前払いするか、端から否定するのが慣例となっており、一向に聞く耳を持というとする気配はありません。日本国側が、丁寧に事実関係を説明しても、法に照らして理路整然と自国の立場を語っても、完全に無視されるか、罵倒や拒絶の言葉しか返ってこないのです。その一方で、昨日の記事でも指摘しましたように、日本側は、”相互理解”の名において、韓国の利己的で理不尽な要求を、嫌と言うぐらい聞かされています。つまり、日本国内で”相互理解”を要求する人々は、日本国民に対して韓国の言い分を飲み、無条件で屈するように迫っているに等しいのです。日韓の間には、相手方に対する理解において相互性が欠如しており、”相互理解”の実態は、韓国の言い分の一方的な”押し付け”です。

 このように考えますと、日韓関係の改善策として相互理解を提唱している人々こそ、率先して、日本の主張を韓国に伝えるべきなのではないでしょうか。現状では、訴える方向が逆なのではないかと思うのです(韓国側のメッセンジャーでしかない…)。

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