時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

「国民連合政府構想」は中国の対日政策では?

 安保関連法案反対運動の流れから、突如として出現した「国民連合政府構想」。来年の参議院議員選挙を睨んで共産党が提唱した構想ですが、この構想、中国の対日政策の一環なのではないかと思うのです。

 民主党の一部は、共産党の提案に賛意を示しておりますが、全面的に野党連合に対して支持を表明している政党もあります。それは、小沢一郎氏が代表を務める「生活の党と山本太郎と仲間たち」です。小沢氏は、かつては自民党の代議士でありましたので、共産主義とは縁遠いような印象を受けますが、民主党の幹事長時代の2009年に大訪中団を率いて人民大会堂胡錦濤国家主席と会談した際に、自ら”人民解放軍の野戦司令官”を名乗っております。この発言に対して、日本国内では批判の声が上がったのですが、今では、半ば忘れられています。しかしながら、共産党の提案に対して、真っ先に手を上げる様子を見ますと、氏の真の正体は、やはり、”人民解放軍の野戦司令官”、即ち、日本国という”野戦の場(中国域外の地)”における中国共産党の実働隊のトップであったする疑いは濃厚となります。

 そして、”野党統一政党”が、合法的な選挙を経て政権の座に付いた途端、”共産党中国共産党日本支部)”へと変身してゆくことでしょう。親中派の小沢氏が動いたことこそ、「国民連合政府構想」に隠されている危険性を示唆しているのではないでしょうか。

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