訪英で時代錯誤を印象付けた中国
英国議会の演説では、第二次世界大戦時の”英中共闘”をアピールし、晩餐会のスピーチに至っては、日本国を名指しで批判し、その”残酷性”を訴えたそうです。こうした発言は、所謂”政治的プロパガンダ”の一種ですので、国際社会では、今や、時代遅れの観があります。中国は、近年の急速な経済成長を梃にして、大国を自認するに至りましたが、行動様式については、経済成長の速度に追い付いてはいないのです。仮に、中国の情報当局に、高度な情報収集能力や分析力があれば、イギリスで政治プロパガンダ演説を行えば、どのような反応が返ってくるか、事前に予測できたはずです。
自己中心的な中国は、他者に対しては自らの行動様式に合わせるよう強要するものの、国際社会のマナーに自らを合わせようとはしません。中国は、チャイナ・マネーで歓心を買うことは出来ても、自らを変革しない限り、国際社会から信頼や賛同を得ることはできないと思うのです。
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