時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

SPEED今井絵里子氏出馬を推理する

 今夏の参議院選挙では、ダンス・ボーカルグループSPEEDの今井絵里子氏が自民党から立候補すると報じられております。衆愚政治化との声が聞かれるその背景には、一体、何があるのでしょうか。

 入れ替わりの早いのアイドル・グループの場合には、知名度は、その時期に同世代であった世代に限られております。政治の”芸能化”は、望ましくないことなのですが、今般の出馬につきましては、何らかの思惑があるように思えるのです。あくまでも推理ですので間違っている可能性もあり、読み捨てるつもりで読んでいただきたいのですが、この人選、”はじめに条件”ありき、であったように思えるのです。

 その条件とは、1.女性であること、2.シングルマザーであること、3.障害を持つ子供を育てていること、です。

 この条件に照らして候補者を探し、知名度の点からも今井氏に白羽の矢が立てられたのではないかと推理するのです。そして、既に国会議員とはなっておりますが、この条件が当てはまるもう一人の政治家は、野田聖子氏です(両者の間には、何らかの関連性があるのでしょうか?)。仮に、この推測が正しければ、ここで疑問となるのは、自民党は、何故、このような条件を備えた候補者を敢えて立てねばならないのか、ということです。あるいは、自民党ではなく、自民党内の一部勢力の圧力のもとで行われたことであるのかもしれません。

 最近の国政選挙における立候補者の顔ぶれを見ますと、首を傾げたくなるような人物は、少なくありません。もしかしますと、政党における候補者の選定の段階で、何らかの条件に基づく振り分けが行われている可能性も否定はできないのです。そしてその事前振り分けは、日本国民のあずかり知れぬ場所で行われ、日本国の政治の向上に資する選定であるとは思えないのです。

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