東日本大震災から5年-慰霊と再生の日
本日、東日本大震災が発生してから5年目の日を迎えました。未曾有の大震災により、犠牲になられました方々の御霊に心より哀悼の意を捧げたいと思います。
本日は、政府主催の追悼式典も開かれ、被災地となった宮城県では、「みやぎ鎮魂の日」に定めているそうです。未だに行方不明者数も2562人を数え、ご家族の心痛は察して余りあります。被災地の復興も道半ばではありますが、震災関連の報道等を見聞きしますと、5年の歳月を経て、今日、被災地でも活気を取り戻しつつある様子を伺うこともできます。当大震災が発生した当時、1755年の大地震を契機に衰退の一途を辿ったポルトガルの事例が紹介され、日本国もまた、同じ運命を辿るのではないかとの憶測もありましたが、その心配は杞憂であったように思われます。何よりも、大震災に打ちのめされた被災者の方々が生きる気力を取り戻してきている姿に、日本国の底力を感じるのです。
日本悲観論も聞かれる今日この頃ですが、被災地の方々こそ、私達に、全てを失っても諦めない心の強さと、困難に立ち向かう勇気を教えてくださっているのかもしれません。3月11日は、慰霊の日であると共に、再生の日でもあるように思えるのです。
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