時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

何故NHKはノーベル賞受賞をトップで報じなかったのか

 日本人のノーベル賞受賞は、日本国民にとりましては、大変、喜ばしいことです。昨年までは、ニュース7をはじめ、トップニュースとして扱われてきましたが、今年の大隅良典栄誉教授の医学・生理学賞の受賞につきましては、何故か、トップでは報じられませんでした。

 それでは、どのようなニュースがトップであったのかと申しますと、沖縄に接近中であった台風18号です。特別警報を要するほどの観測史上稀にみる”猛烈な強さ”の台風であったとされていますが、昨晩の7時や9時の時点では、未だ沖縄本島地方に上陸してはおらず、甚大な被害も報告されていません。特別警報については、地方自治体を通して住民には既に知らされているはずであり、全国放送においてトップニュースとして報じる必要性はなかったはずなのです。となりますと、NHKは、故意に日本人のノーベル賞受賞のニュースを後回しにしたとしか、考えようがないのです。NHKは、公共放送でありながら、快挙を国民と共に祝福するという姿勢には欠けております。

 NHKの態度が露骨な故に、”ノーベル賞隠し”に国民の大半が気が付つく結果ともなりましたが、何故、NHKは、ノーベル賞のニュースを目立たなくしようとしたのでしょうか。NHKに在籍している韓国籍職員による韓国配慮であるとしますと(”準公務員”のはず…)、昨晩の一件は、公人の二重国籍の問題、即ち、出身国の利益のために日本国の公権力を使うという懸念が杞憂ではないことを、自ら証明したことになるのではないでしょうか。

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