時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

イルミナティーの黒人至上主義という’優生思想’

  今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。黒人至上主義とは、人種間の平等からも逸脱した思想であり、アフリカに起源を有する黒人種を人類において最も進化した人種と見なす思想です。

 この黒人至上主義ももたらす危険性は、イルミナティーが、特に、僅かながらも白人種と混血している黒人種集団を利用する傾向にあることによっても増幅されているように思えます。昨日述べたように、「黒いユダヤ人」と、マルコムX Malcolm Xに代表される混血系黒人種集団の形成過程の相似性は、イルミナティーと欧米社会の内部に形成されている黒人社会との間の密接な関係を想起させるのです。
 
では、なぜ、イルミナティーが混血系黒人種集団を利用するのかと言いますと、おそらく、その理由の一つは、‘白人種の血をひいている人は、白人種に対して親近感と好感を持っているはず’、という一般的な思い込みにあるのかもしれません。すなわち、白人種側は、混血系黒人種は、純粋な黒人種よりは危険度が低いと錯覚し、混血系黒人種が政治的・社会的に高い地位に就くことに対しては比較的寛容であるからです。ところが、昨日述べました理由から、混血系黒人種の方が、深層心理においてはむしろ白人種に対する憎悪が極めて大きいようなのです。
 
父親が黒人種、母親がアジア系白人である前米大統領バラク・オバマ氏もその例外ではないように思えます。特に注目されるのが、米史上初の黒人女性館長の誕生を記念して作成された米国議会図書館のプロモーションビデオです。館長は当然としても、そこに登場する人々、即ち、職員やその利用者までもが、殆どすべて黒人種で占められているのです。このビデオを視聴した世界の人々は、米国には、黒人のみしか存在しないのではないか、と錯覚してしまうことでしょう。NHKの『人類誕生』をめぐって、「ネアンデルタール人H. neanderthalensis(白人種)」と「NHKの定義によるホモ・サピエンス(黒人種)」の2種類のヒト属しか登場せず、最後に、「NHKの定義によるホモ・サピエンス(黒人種)」のみが生き残るという設定となっていることに、何か不気味なものを感じると昨日述べた理由もここにあります。オバマ前大統領は、‘白人種と黒人種の融合の象徴’として登場してきましたが、実質的には、その排他的で闘争的な手法によって、人種間の対立を煽ってしまったのかもしれません。すなわち、人類の行き着く先は、黒人種のみの世界という一種の’優生思想’が、垣間見えるのです。

オバマ氏が大統領、先祖に「主人の子」があるミシェル夫人ファーストレディーとなり得たのは、集金力や宣伝力においてイルミナティーの力添えがあったのでしょう。そして、英国ヘンリー王子と結婚した米女優のマークル・レイチェル・メイガン氏の父親が‘ユダヤ人(黒いユダヤ人)であり、母親が黒人種である理由にも、イルミナティーの黒人至上主義思想-一種の優生思想-がその根底にあると推測することができるのです。
 
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(続く)