時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

満月の夜には狼男を見破ろう!

 今宵は、中秋の名月です。扶桑の国では、月夜をめでる風流な行事が催されるのですが、西洋においては、月は、何か、人間に狂気をもたらすものと観念されていたようです。有名な狼男のお話も、この月に対するイメージから生まれたものです。

 ところで、狼男のお話とは、普段は、普通の人間の姿で生活している男の人が、満月の晩に月光を浴びると、狼男に変身するという粗筋でした。このお話、表面的には、自国や自国民のためと言いながら、実のところ、国家や国民に不利益を与えて私利をむさぼる(裏切る?)一部の政治家や官僚の方々にも言えるのではないか、と思うのです。

 私達国民は、誰が、狼男なのかを見抜く眼力を、よくよく備えるべきなのでしょう。