時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

政党再編はねじれ現象を解消する

 参議院選挙から端を発して、ねじれ現象が起きてしまった日本国の政局は混迷を深めています。それでは、どのようにしたらこの混沌状態から脱出することができるのでしょうか?早期の憲法改正が困難となりますと、政党の再編成も、国会のねじれ現象を解消する一案となります。

 現在の政党の枠組みでは、長期的にねじれ状態が続く可能性があります。そこで、政党を、おおよそ最重要課題の賛否を軸に再編するとしますと、衆参両院とも新たな政党にそって議席数が変化しますので、結果として、ねじれが解消される可能性があるのですつまり、新たな政党による単独、あるいは、連立政権を誕生させることによって、衆参両院の第一党を一致させるのです(100%可能とは言いませんが・・・)。。

 ただし、この方法には、過去の選挙における国民の政党選択の意義が薄れるという問題点があるのですが、国会の機能不全に鑑みますと検討に値するのではないか、と思うのです。