時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

”温暖化”棚上げ方式の提案

 温暖化ガスの削減問題については、地球の温暖化や異常気象の原因は本当に二酸化炭素なのか、という払拭しがたい疑いがもたれています。二酸化炭素犯人説は有力な説ではあるのですが、これまでのところ、科学的な確証は示されていないのです。そこで、原因のはっきりしない温暖化現象を、ここは一端、棚上げしてはどうか、と思うのです。つまり、環境対策の根拠として、地球温暖化を挙げることをやめるのです。

 その代わりに、1.枯渇が予想される石油消費量を減らす努力を継続する、2.エネルギー効率の改善をはかる、3.二酸化炭素よりも温暖化効果が高いフロンガスやメタンガスの排出量を削減する、4.森林伐採に制限を課し、砂漠の緑化や植林を促進する、5.その他有害物質の規制を強化する、といった政策を採用すれば、自然に、地球の環境は改善されるのではないか、と思うのです。加えて、投機対象となるような排出権取引は行わないことにすれば、産業界を含めた各国の合意は得やすいのではないでしょうか。

 よくわからない温暖化を根拠にするよりも、はっきりしている事実に基づいた政策の方が、多くの人々の賛同を得ることができますし、はるかに高い効果も期待できると思うのです。

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