時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

教育破壊に無自覚な教育者

 教員採用試験に関連して、汚職の罪で起訴されている校長や教頭が、インタヴィーに応えて”家庭がむちゃくちゃになった”と語ったことが報じられています。この発言から分かることは、自分自身が、”教育をむちゃくちゃにした”という自覚がないことです。

 汚職行為が発覚したのですから、起訴された教員達の家庭が、平穏でいられるはずはありません。不正採用の子弟も教職を辞さねばならず、親子ともども職を失ったでしょうし、将来の生活の心配もあるはずです。これは、当人の自業自得なのですが、これらの元教員たちが、はるかに大きな損害を教育に与えたことを考えますと、やはり、厳しい措置は致し方ないと思うのです。そうして、この発言から伺えるように、自分の家庭さえ良ければ、という身内びいきの考え方が、未だに起訴された教員の心にあるとしますと、自らの行為の罪深さに気付いていないことになります。つまり、反省がないということになるのです。

 学力の足りない教師に教えられた子供たち、一生懸命に勉強しても不条理に不合格となった人たち、不正をせずに昇進できなかった人たち、こうした人たちは、皆、起訴された教員から人生を変えるほどの多大な被害を蒙っています。それのみならず、お金で動く世の中を造り、事件発覚後には、教師と生徒の信頼関係を根底から壊したのですから、あまりにその罪は深すぎます。自らの罪の自覚なくして、自己の家庭ばかりを気にかけるこれらの元教員の姿に、底知れぬ教師の質の低下を感じてしまうのです。

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