時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

政策変更なき内閣改造は無意味?

 もう暫くしますと、記者会見が開らかれて、政府により、公式に内閣改造による新たな閣僚や党役員の顔ぶれが発表されることになると思います。しかしながら、内閣改造には、どれ程の意味があるのでしょうか。
 
 もちろん、政治家の方々にとりましては、人事の刷新は一大事であるかもしれません。また、与党には、総選挙を控えて、低迷している内閣支持率を早急に上げる必要もあるのかもしれません。しかしながら、国民からしますと、メンバーが入れ替わっても、政策に違いがなければ、何も変わらないのではないのではないか、と思うのです。国民が関心をよせるのは、”人”ではなく”政策”の変化であり、不人気の原因となっている政策、あるいは、政治に対する姿勢を大胆に変更しない限り、支持率がアップするとは考えられないのです。総裁の座を争った麻生氏の幹事長就任も、あくまで党内人事ですので、それが、具体的な政策に影響を与えるのかさえ、定かではありません。

 もし、内閣改造を政権のテコ入れとするならば、国民に対しては、結果としてどのように政策が変わるのか、ということを説明していただきたいと思うのです。それなくして、内閣改造は、意味を持たないのではないでしょうか。

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