時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

日本国はMDの開発・配備強化を

 今年8月に起きたロシア軍のグルジア侵攻により、冷戦が崩壊したにもかかわらず、ロシアがソ連時代と変わらず覇権主義国家であることが明らかになりました。もう一つの隣国である中国もまた、改革開放路線を内外に宣伝しながらも、軍事拡張路線を放棄したようには見えません。周辺諸国が軍事力強化に傾く中で、日本国は、どのような防衛政策をとるべきなのでしょうか。

 まず、優先して考えるべきは、国家と国民の安全を守ることです。このためには、アメリカとの協力の下で、MDの性能向上と配備を強化する必要があります。MDの開発については、ロシアを刺激するとする意見もありますが(実際に、MDを破るミサイルを開発…)、MDは防衛手段ですので、攻撃手段の開発よりも、はるかに平和的な軍備と言えます。また、日本国の技術協力は、アメリカのみならず、他の覇権主義国の脅威にさらされている諸国に対する安全の強化にもつながりましょう。技術協力もまた、国際貢献の一つと考えられるのです

 軍事費の増額は、軍需産業を潤すとして反対する意見も聞きます。しかしながら、必要な軍事費の負担までも厭い、国家が滅亡しては元も子もありません。MDが、攻撃用ミサイルに対する圧倒的な優位を確立するまで、平和は訪れないのはないかと思うのです。

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