時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

対馬を守るための策

 竹島問題に端を発して、韓国では、対馬までもが韓国領とする主張が公然と唱えられていると報じられています。この主張だけでも、随分と”侵略的”なものと思うのですが、狙われている対馬では、韓国資本が進出し、韓国人の観光客に占領されそうな勢いと言うのです(産経新聞朝刊)。それでは、日本国は、対馬を守るために、どのような策を練るべきなのでしょうか。

1.対馬の観光スポットに日本国の歴史的な領有を示す碑を建立し、日本領の歴史的根拠を強調すること。例えば、厳原は弥生時代の遺跡として整備し、古代における日本人の居住を説明したり、元寇の跡には、日本人の闘いぶりを記した記念碑を立てたり、あるいは、宗氏の館を再建し、江戸時代の対馬の様子を再現するなどの案が考えられます。

2.自衛隊や警察官を増員すること。対馬は、国境の最前線ですので、防衛の強化を図るとともに、韓国人観光客の増加による治安の悪化に対処するために、警察官を増やし、取り締まりを強化することも対策となります。

3.対馬経済振興を図ること。韓国からの観光客に経済を頼らざるを得ないことが、問題を悪化させた原因であるならば、積極的に、日本資本の導入を促進することも一案です。対馬の歴史や自然を生かした観光施設を建設すれば、日本人観光客も増えるかもしれません。ただし、問題となるのは、対馬へのアクセスの向上です。行政上は長崎の管轄と言いますが、対馬振興のために、国や福岡県の協力を得ることも検討課題となるのではないでしょうか。
 
 もし、韓国人の観光客が、領土の占領を目的として来日するならば、韓国人のビザなし渡航も見直しが必要となるかもしれません。日本国の歴史において、対馬は、外部からの侵略にたいして常に国の盾となり、犠牲を払ってきました。その対馬を見捨ててはならず、日本国は、何らかの手を打つべきではないか、と思うのです。

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