時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

森田氏当選―自民党は公明抜きで闘える

 昨日、千葉県知事として森田健作氏が当選されましたが、この選挙では、自民党は、森田氏を支持する派と、公明党推薦の白石氏を支持する派に分かれたと報じられています。森田氏が、圧倒的な多数を獲得して当選したことを考えますと、この選挙は、自民党公明党抜きで闘えることを示唆しているとも考えられます。

 これまで、自公連立により、従来の保守層の支持が自民党から離れるという現象が観察されてきました。言い換えますと、保守層には、支持すべき政党がない状況が続いてきたのです。しかしながら、ここにきて、公明党が支持しない候補者の方が勝利したとなりますと、無党派層も合わせて、国民の大半が、公明抜きの自民党を支持したと見ることもできます。

 以前に、自民党の幹部の方が、公明なしのほうが支持率が上がると発言し、すぐに撤回したことがありましたが、実際、この言葉は現実となるかもしれません。もし、自民党に、公明党抜きで闘うという決断ができれば、選挙の展開は大きく違ってくると思うのです。

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