時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

保守層を突き放す自民党の不思議

 昨日、河野太郎氏が総裁候補として擁立されるとの方針が伝えられ、自民党民主党化を懸念したのですが、本日の報道によりますと、谷垣氏もまた総裁選挙に立候補する予定とのことです。谷垣氏と言いますと、中国との不適切な関係が問題視されていたと記憶しております。どうしてここまであからさまに、自民党が、保守層を突き放すのか不思議でなりません。

 日本国民の多くは、政府の親中政策を支持しているわけではなく、それは、世論調査などからも窺うことができます。中国が、安全保障上の脅威となっている現状を鑑みますと、中国に対して警戒心を持つのは国民の当然の反応と思われます。にもかかわらず、自民党は、民主党と同じように、敢えて国民に背を向けて、党の外交政策を中国寄りに切ろうとしているのです。

 日本国の政党が、揃いも揃って親中政策に向かう背景には、いったい、何があるのでしょうか。民主党は、日米密約を調査するとして息巻いておりますが、急速に左傾化する日本国の政治の背後に、国民には明かせない”密約”がないことを祈るのみです。

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