時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

小沢幹事長が悪代官である理由

 インターネットでは、民主党小沢幹事長のご両親は、韓国出身とする説が飛び交っているようです。この説の真偽のほどは分かりませんが、小沢幹事長の行動は、どこか中国の歴代王朝に服属していた韓国・朝鮮の歴史を彷彿させるのです。

 日本国の歴史を紐解きますと、如何にして中国の歴代王朝に対して独立を保つのか、という問題が、常に重大な政治課題であり続けました。日本人の心のどこかに、国家の芯としての独立が強く意識され、それが、朝廷であれ、幕府であれ、我が国の対外政策の基本方針となってきたのです。しかしながら、先日の訪中団の結成が端的に示しますように、小沢幹事長の行動は、属国の行動パターンとしか言いようがありません。宗主国に対して卑屈に接し、自国に帰っては、その権威を傘に威張り散らすという・・・。つまり、小沢幹事長は、一国の為政者ではなく、あくまでも代官、それも、利権をむさぼる悪代官に見えてくるのです。

 イザベラ・バードの『朝鮮紀行』によりますと、李氏朝鮮時代の政治腐敗と社会の堕落は相当に酷いものであったそうです。その原因の一つには、属国と言う立場が、人々の心から気概を失わせたということを挙げることができるかもしれません。帝国の支配は人を育てず、能力や才能を潰すことを考えますと、今後の日本国の行方が心配になるのです。

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