時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

北沢防衛大臣の答弁は無責任

 昨日、国会において、北沢防衛大臣に対して、母国の国防義務を負う在日韓国人や中国人に日本の地方参政権を与えた場合の安全保障上の影響を尋ねたことろ、大臣は、「危険性はないと思う」と述べたと報じられています。この答弁、あまりに無責任なのではないかと思うのです。

 何故ならば、もし、地方参政権が付与された場合、それを、どのように利用するかは、中国や韓国の政府の一存によるからです。たとえ、大臣が、”危険性はない”と考えていたとしても、中国や韓国が、内政干渉の好機として捉え、日本国内の自国民に対して指令や動員をかけた場合、日本国政府は、それを防ぐ手立てはありません。つまり、防衛大臣といえども、国民に対して、危険はなく100%安全であると保障することはできないのです。

 長野での聖火リレーでは、中国政府による大規模な動員がありましたし、地方参政権付与法案の成立にむけて、民団が活発な活動を行っていることも事実です。現実は、”危険”があることを示しているのですから、国民の多数が、大臣の答弁に納得するはずもありません。国家の安全という重責を担う防衛大臣が楽観的な観測で発言しては、国民の不安はさらに募るばかりとなるのではないでしょうか。

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