時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

選挙―集計の自動化とコスト削減を

 本日、新聞を読んでおりましたところ、民間企業が、選挙の票の集計を1.4倍の速さで行うことができる投票用紙の自動仕分け装置を開発したとの記事がありました。衆参両院のみならず、将来、首相公選制や国民投票が導入されたり、地方レベルでの選挙も増加する可能性があることを考えますと、選挙の効率化とコスト削減は、今後の重要課題なのではないかと思うのです。

 自動仕分けが可能となりますと、まず、開票作業にかかる人件費を削減することができますし、手作業による集計時の誤りもなくすことができます。また、投票用紙に鉛筆書きすることの不安は払拭できませんが、諸外国でしばしば問題になるような、開票時における不正疑惑は避けることができます。選挙の公正性と透明性が確保されれば、国民の選挙に対する信頼も高まり、投票率もアップするかもしれません。

 そうして何よりも、選挙コストが低下すれば、国民に問うという手段に訴えることがより容易になりますので、民主主義の観点からも望ましいということになります。選挙そのものが身近になれば、国民の政治への関心も高まるのではないでしょうか。

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