時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

宮崎牛を全力で守るのが政府の務め

 宮崎県で発生した口蹄疫について、山田副農林大臣は、49頭の種牛の処分に踏み切らない宮崎県に対して、不満を述べているそうです。この政府の態度、どう考えてもおかしいと思うのです。

 口蹄疫の発生については、予防を怠った政府側にも責任があるそうです(韓国人研修生の受け入れ原因説が有力らしい・・・)。つまり、政府が、自らの行為によって国民に迷惑をかけたのですから、野党から大臣の不信任案を提起されるのも当然のことです。その責任を負うべき政府が、宮崎牛を守る措置を真剣に講じることなく、殺処分を強硬に迫るとなりますと、民主党議員の利権が絡んでいるとされる陰謀論が信憑性を帯びることになります。政府は、自国のためではなく、私利私欲のために権力を利用しているとみなされても致し方ありません。

 民主党は、常々、地方の尊重を訴えてきたのですから、ここは、宮崎県の判断にまかせるべきではないでしょうか。特例という方法もあるそうですので、感染が確認されないうちに処分することだけは、避けるべきと思うのです。

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