時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

小沢氏強制起訴―頼りになるのは国民のみ

 ついに東京第5検察審査会では、小沢氏に対する強制起訴が決定されたようです。検察も政治家もあてにはならず、結局、頼りになるのは国民のみ、ということになりそうです。

 小沢氏サイドは、フロッピーの改竄事件といった検察の不祥事を、自らの有利な方向に利用したかったようです。案の定、起訴された小沢氏の秘書達は、自らの供述は、検察がシナリオを強要されたものとして、前言を翻しています。しかしながら、そもそも、逮捕された前田検事は、小沢氏の事件に大阪特捜部からわざわざ派遣されており、「割り屋」との評価を得ながら、小沢氏を不起訴処分としています。この点において、前田検事は、小沢氏のサイドに立っていた可能性さえあります。

 国民の検察に対する不信は、小沢氏に対する不起訴処分にも向けられ、結局、検察審査会は、起訴相当と判断するに至ったようなのです。腐敗した検察と利権にまみれた政治家の暗闘から離れた検察審査会の判断こそ、一般国民による、公平で中立的な判断なのではないかと思うのです。

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