時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

民主党は隠蔽体質の改善を

 菅政権の支持率低下を受けて、民主党では、選挙に際して”菅隠し”の戦略を採るそうです。”鳩山隠し”といい、”小沢隠し”といい、”仙谷隠し”といい、都合の悪いことをすぐに隠そうとする民主党の体質こそ、支持率低下の一因なのではないかと思うのです。

 現代という時代では、”隠す”という行為は、不誠実の現れと見なされ、政治に関連することであれば、なおさらのことです。民主党マニフェストが政権成立後に行き詰ったのも、財源や財政状況についての正確な情報を国民に隠したからに他なりません。現実を知らされていたならば、国民の判断も違っていたはずです。尖閣諸島事件についてもまた然りであり、政府は、中国と”密約”を結んだ上に、未だにビデオさえ国民には公開されていません。

 こうした隠蔽体質があるからこそ、国民は、民主党を信頼できないのではないでしょうか。そうして、ほとぼりが冷めた頃を見計らって、隠さていた民主党政治家達は、ぞろぞろと再登場してくるのです。

 よろしければ、クリックをお願い申し上げます。
<a href="https://blog.with2.net/in.php?626231">人気ブログランキングへ</a>