時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

避難所での栄養不足―調理資格の特別緩和や調理器具の調達を

 東北地方の被災地の避難所では、被害が広範囲に及んだことから、周辺地域からの調理された食事の調達が困難な状況にあり、避難されている方々の栄養不足が深刻化しているそうです。この状態が続きますと、栄養失調などによって健康が蝕まれてしまいます。

 現地で調理する人が不足していることも、原因の一つに挙げられています。もし、避難所における調理について、調理師や栄養士といった資格を持つ人がいないことが障害となっているならば、特別に資格を緩和してはどうかと思うのです。避難所におられる女性の方々の中には、主婦として家事を切り盛りしてこられたかたも多いはずです。一度に大量の食事を造ることに慣れてはいないかもしれませんが、人手不足を解消することができます。また、調理器具が不足しているならば、自衛隊に野営用の加熱器具の貸し出しを依頼したり、キャンプ用の移動式大型コンロなどを、全国から集めるという方法もあります。近くに学校があれば、調理室を使用させてもらうこともできるかもしれません。

 一日二食しか配給されない避難所もあるとのことで、栄養不足の改善は、至急を要します。それにしましても、政府は、この酷い状況い、見て見ぬふりをしているのでしょうか。

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