時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

”仙谷首相”は悪夢の再来

 菅首相の早期退陣予想を受けて、大連立構想に加えて、何人かの次期首相の名も挙がっているようです。その中に、仙谷氏の名も見えるのですが、尖閣諸島沖での事件での対応を考えますと、仙谷首相の誕生は、国民にとりましては、悪夢の再来です。

 事件当時、仙谷氏が行ったことと言えば、情報隠蔽、マスコミ操作、検察への政治介入と責任転嫁、官僚の脅迫、中国への密使派遣・・・などであり、法治国家の基礎を揺るがしたに留まらず、国民の政府に対する信頼が失墜し、国家の存立さえ危うくしたといっても過言ではありません。また、売国奴であることを、自ら認めた最初の政治家でもありました。ようやく、仙谷氏が閣外に去ったと国民が安心した矢先に、東日本大震災の混乱に乗じて内閣副官房長官に返り咲いたことでさえ、国民の多くは、批判的であったにもかかわらず、今度は、首相に、という掛け声があることは、信じがたいことです。ここまで平然と国民を無視する政界には、心底、失望するばかりです。

 菅首相はペテン師と称されましたが、仙谷氏が、首相に就任するとしますと、国民は、再度、ペテンにかけられたようなものです。蓋を開けますと、ペテン師の次に、いなくなったはずのペテン師が、うすら笑いを浮かべて出てくるようなものなのですから。

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