時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

退陣時期を常識的に判断するなら

 菅首相は、自らの退陣時期について、常識的に判断すると述べたそうです。もし、この言葉通りならば、首相は、もうとっくの昔に職を辞していたのではないかと思うのです。

 就任以来、今日に至るまで、菅首相は、常識では考えられない行動を繰り返してきました。先日の、野党による不信任決議案を封じるために、”退陣表明”で先手を打って、その後に否定した行動も、前代未聞の非常識なものでした。誰もが、唖然とさせられたのですから。かくの如く、常識を覆すことの連続であったのですから、首相に対して、常識的な判断を期待することには無理があります。

 おそらく、首相自身は、何が常識であるのか、理解していないのかもしれません。自分の基準が”常識”と考えているとしますと、我が国の政治は、菅首相のもとで、どこまでも”非常識化”してゆくのではないかと思うのです。

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