時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

再生エネルギー法案―政治家の癒着調査を

 菅首相は、自らの辞任に対して法案の成立を条件を付けるという前代未聞の作戦を展開しています。条件とされた法案の中には、再生エネルギー法案も含まれているのですが、これまで消極的であった菅首相の態度豹変には、各方面から大規模太陽光発電を計画している孫氏との間に癒着があると指摘されています。

 菅首相のみならず、神奈川県知事をはじめ、地方自治体の首長の幾人かは、この法案に賛意を示し、早期成立を要請しています。あたかも連動するかのように、一斉に政治家が動き出している背景には、自然エネルギー利権を獲得したい人々が、背後で積極的な働き掛けをおこなっていることは充分に推測することができます。少なくとも、この法案が通ることで、孫氏は、濡れ手に粟の大儲けができるのですから、癒着が疑われて当然の状況にあるのです。

 今や、再生エネルギー法案は、疑惑に満ちています。国会は、審議の過程で首相の癒着を追及することもできますし、事業者との関係を調査する特別機関を設置することもできます。怪しい法案が通る危機にあるのですから、国会は、政治の自浄に一役買うべきと思うのです。

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