時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

再生エネ法で負の二重らせん構造に

 本日、再生エネ法の法案が国会で審議入りしたと報じられています。この法案、成立すると、負のスパイラルに入るのではないかと思うのです。負の二重らせん構造とは・・・

第一らせん:(1)高額固定価格買い取り⇒(2)電気料金値上がり+電力の質の劣化⇒(3)海外への製造拠点の移転⇒(4)失業の増加+所得の低下+産業の衰退

第二らせん:(1)高額固定価格買い取り⇒(2)発電事業者増加(何故かソフトバンクが利権化)⇒(3)海外製品の輸入拡大(レアメタル使用による中国勢の優位と韓国勢の売り込み)+海外事業者の参入(既に北海道では中国と組む事業者が出現)⇒(4)国内企業の苦戦

 通常、市場を自由化しますと、業者間の競争が発生し、廉価で良質な製品が消費者に届くのですが、再生エネ法では、以上のふたつのスパイラルは同時に進行しますので、自然エネルギーが普及すればするほど自国の経済が衰退するという、逆効果が発生しそうです。法案の成立は不透明とのことですが、こうした逆効果のある法案は、決して可決させてはならないと思うのです。

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