時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

ソフトバンクの本性は独占志向なのでは

 昨日、アップル社のアイフォーン5を、KDDIも販売することが報じられたことで、ソフトバンクからKDDIへの顧客の移動が予測されるところとなりました。アイフォーンの独占販売が崩れたことになりますが、ソフトバンクの基本的な経営方針とは、利権の独占にあったのではないかと思うのです。

 アップル社の独占販売権をソフトバンクが取得した理由は、先日引退したジョブス氏と孫氏との個人的な関係によるものなそうです。つまり、成長が見込まれる企業の製品を一手に引き受ける権利を得ることで、自らの企業もまた、独占的に利益を得ようとする戦略です。この戦略、再生エネルギー事業に際しても見られ、”政商”揶揄されたのは、政府と結びつくことで、独占的、あるいは、優先的な利権を確保しようとしたからです。孫氏は、しばしば、携帯市場の自由化を促進したと宣伝されていますが、そのビジネスの本質は独占志向であり、利権確保=ビジネスと考えているのではないかと思うのです。

 しかしながら、一旦、構築したはずの独占体質が崩壊しますと、このビジネス・モデルも維持できなくなります。ソフトバンクと韓国・北朝鮮との関係も噂されていますが、この独占志向は、どこか両国にも通じていると思うのです。

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