枝野経産相の狙いは佐賀県知事では

　昨日、訪問先の中国で、枝野経産相は、九州電力の報告書に対して、佐賀県知事への言及がないとして、不満をあらわにしたと報じられています。枝野経産相のこの批判の真意は、佐賀県知事の追い落としではないかと思うのです。

　何故ならば、脱原発・反原発運動の人々は、九州電力の”やらせ”が問題となった時点から、何故か、佐賀県知事を標的としています。おそらく、佐賀県知事は、原発容認の考え方の持ち主であるからなのでしょうが、九州電力に対する直接的な批判よりも、むしろ、佐賀県知事への攻撃のほうが激しく、７月には、デモ隊が佐賀県庁に突入するという事件まで発生しています。この態度、どこか、不可思議なのです。

　一方、九州電力側は、「無実な人にぬれぎぬは着せられない」と述べて、佐賀県知事を擁護しております。国民からは真相は見えないのですが、枝野経産相の反応には、”敵は本能寺にあり”を思い起こさせるのです。

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