時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

極左化する民主党政権

 民主党政権では、次回の”仕分け作業”に、仙谷氏や辻本氏を起用する予定なそうです。この両人、極左の経歴で知られておりますが、連舫氏に次いで、仕分け会場では、糾弾調の予算カットの光景が演出されることが予測されるのです。

 特に、標的になっているのが、原子力発電関係の予算です。左翼活動家にとりましては、反原発脱原発は重要な活動テーマですし、福島第一発電所での事故は、追い風になっていると感じているはずです。ここで、テレビ・カメラを前にして、原子力予算を次から次へとカットしてゆけば、国民に受けると考えているのではないでしょうか。しかしながら、日本国の電力事情の悪化は、製造業に打撃を与えており、国民の多くが、反原発脱原発を支持しているわけではありません。高速増力炉の”もんじゅ”にしましても、40年以上にわたって研究してきた技術ですし、実験的な稼働を目前にして廃止では、それこそ、無駄と言うものです(カットするならば、実験結果として不可能であることが証明されるべき…)。原子力技術もまた、スーパー・コンピューターやはらぶさと同じく、将来的な可能性を秘めているかもしれないのです。

 最近の民主党政権極左化は目に余るものがあり、権力の側が、反日、反産業、反常識・・・に走っているのですから、日本国が土台から揺らいでしまいます。国民は、経済力を削ぎ、国民の生活レベルを低下させるような”仕分け”には、反対すべきと思うのです。

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