時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

日本国も東シナ海で国産ガス田の開発を

 東シナ海では、共同開発が提案されていたものの、昨日、中国側が、一方的に天然ガスの採掘に踏み切ったことが確認されたそうです。このままでは、中国側の一方的な採掘事業により、日本国のEEZ内の海底に埋蔵されている地下資源も吸い取られてしまいますので、日本国側も、早急に、単独開発すべきなのではないでしょうか。

 折しも、日本国は、電力危機の最中にあり、エネルギー問題は、日本国の将来に暗い影を落としています。石油も天然ガスも今後価格が上昇するとしますと、資源の乏しい我が国の貿易収支は、一層悪化します。もし、ガス田の開発に成功すれば、エネルギーの自給率が高まり、かつ、コストを下げることができるのですから、起死回生のチャンスです。中国側も、一方的に共同開発案を破棄したのですから、いずれ日本国が単独開発することは、織り込み済みかもしれません。

 東シナ海のガス田は、我が国の数少ない貴重な地下資源です。中国側の妨害などにより、今のところ、日本国側の調査や試掘は充分ではないそうですが、政府は、ガス田から採掘されたガスの輸送方法なども含めて、具体策の策定に取り掛かるべきと思うのです。

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