時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

NHKの受信料は高過ぎるのでは

 近年のNHKの質の低下は著しく、ニュース以外、ほとんどNHKの番組は視聴しないという人も少なくありません。公共放送としての使命感も倫理観も喪失したのでは、存在意義は薄れてゆくばかりです。問題山積なところですが、加えて、NHKの受信料は、高過ぎると思うのです。

 日本国の平均の所得税納税額は、およそ15万6千円程とのことです。消費税等が加わりますので、納税額は、これよりも多いのですが、NHKの受信料は、地上契約で14910円、衛星契約で25520円とのことです。地上契約では、平均所得税納税額の10%程度、衛星契約では16%程度に当たります。公共放送とは、公的な事業のごく一部に過ぎませんし、しかも、NHKが存在しなくても、国民には、民放という別の選択肢もあります。その公的な役割のレベルに照らしますと、やはり、NHKの受信料は高いと言わざるを得ません。利権化も甚だしく、徴収された受信料に無駄に使われていそうです。

 仮に、NHKの受信料が、半額となったとしますと、国民の多くは、可処分所得が増加するのですから、喜ばしいことです(経済効果もある…)。政府は、NHKのスリム化と受信料の値下げに取り組むべきではないかと思うのです。

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