時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

マスコミ任せでは日本文化は衰退へ

 昨日の記事では、AKB48総選挙について苦言を呈したのですが、最近のマスコミは、常軌を逸しているようです。このままでは、日本の文化は、衰退、あるいは、故意に消されてしまうのではないでしょうか。

 テレビ等のメディアには、発信する側に放映の権限をほぼ独占されているという問題点があります。このため、少なくともマス・メディアに関しては、その担い手は、放送局や番組制作者であり、視聴者は、受け手でしかありません。複数のテレビ局が、国民に対して多様な選択肢を示すことができれば、一方向性の弊害も緩和されるのでしょうが、日本国のテレビ局をみる限り、元締めがいるのでは、と思うほど、NHKを含めて、殆どの局が、同じ方向を向いています。AKB48総選挙や韓流騒動…は、その最たるものです。テレビは、簡単に、国民洗脳の手段に転じてしまうのです。

 こうした状況では、一般の日本人が、日本の文化を育て、育むと言うことが難しくなります。それどころか、長きにわたる歴史において醸成されてきた伝統文化や美に対する感覚さえも、破壊されてしまいそうです。日本国民は、自国の文化における危機に対しても、敏感であるべきではないかと思うのです。

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