時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

自民党安倍総裁決定―総選挙の準備が整う

 本日、自民党では、決選投票の結果、新たな党総裁として安倍晋三氏を選出しました。与党民主党でも、野田首相が再選されましたので、総選挙に向けた環境は整いつつあります。

 与党民主党は、支持率の低下に歯止めをかけるべく、党内人事や内閣改造を行い、イメージ刷新を図ろうとしているようです。しかしながら、輿石幹事長の残留などに見られるように、イメージ刷新とは程遠いばかりか、政策怠慢や混乱放置の体質は、一向に改善されそうにもありません。内憂外患を地で行くような危機的な状況が続いているにも拘わらず、政権与党に対する国民の不安は募るばかりです。野田首相は、三党合意によって早期解散を約したのですから、ここは、小手先の党内や内閣の改造に訴えるよりも、国民に信を問うべきではないかと思うのです。

 解散総選挙を実施するためには、国会において衆議院の定数是正法案を通すといった作業が必要なようです。しかしながら、できる限り早い時期に総選挙を実施し、安定的な政権を樹立することで、揺らいでしまった日本国の立て直すことは、日本国の政治の急務であると思うのです。

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