時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

衆愚化に誘導される東京都知事選挙

 本日、新聞を読んでおりましたら、東京都知事選に、イメージキャラクターを起用するという記事が目に入りました。女性アイドルグループのメンバーなそうですが、最近の動きを見ますと、都知事選は、衆愚の方向に誘導されているように見えます。

 アイドルの起用は、東京都と芸能プロダクションの癒着の結果なのかもしれませんが、イメージ・キャラクターを多額の予算を費やして採用するぐらいならば、東京都が”ゆるキャラ”を造った方が、まだましです。今回の起用は、若い女性のアイドルですので、宣伝効果が期待できるのは、一部の層に限られていますし(20~40歳の男性?)、起用されたAKBの背景には、パチンコ業界の存在も報じられていますので、政治的な背景も懸念されるところです。一方、東京都知事選の候補者の顔ぶれを見ましても、首をかしげるばかりです。維新の会は、元タレントの東国原氏を擁立を表明したそうですが、神奈川県知事を務めた松沢氏も、昨年から吉本興業に所属しており、どちらが当選するにしましても、芸能界の影響力の拡大が予測されます。また、民主党が押す舛添氏は、反日政策で知られており(朝鮮籍からの帰化2世とも…)、左派の候補者の宇都宮氏も、悪名高い日弁連の出身者です。後者の二人が当選しますと、東京都は、反日の牙城ともなりかねません。

 東京都知事選は、どこか、混沌としており、得体の知れぬ闇に覆われているかのようです。このままでは、東京都民は、消去法で候補者を選ぶか、人気で投票するしかなく、東京都政が、一体、何処に行くのか心配になるのです。

 よろしければ、クリックをお願い申し上げます。

<a href="https://blog.with2.net/in.php?626231">人気ブログランキングへ</a>