原発再稼働は7月まで待てるのか-原子力規制委員会の非情
原子力規制委員会は、新たな原子力の安全に関する基準を作成が7月となるため、原発再稼働の判断は、7月移行になると説明しております。しかしながら、この説明、根拠が曖昧なのではないかと思うのです。
原発事故が発生してから、既に、1年半以上が経過しており、7月ともなりますと、実に2年以上が経つことになります。ストレステストについても、菅政権が日本での実施を突如発表する前に、EUでは、稼働状態のままで、既に、このテストを済ませていました。エネルギー問題が、日々の生産や生活に直接に関係することを考えますと、新たな基準作りに、何故、これほどに時間がかかるのか、疑問な限りです。この点、原子力規制委員会は、国民が納得できるような説明はしておらず、専門家であることを盾に、7月予定を当然のことのように国民に押し付けています。しかしながら、大飯原原発は、既に再稼働しておりますので、他の原発を止めておく根拠は希薄です。安全な原発については稼働を認めつつ、並行して新基準を作るという方法もあるはずです。
今年は、厳冬が予測されており、7%の節電を迫られている北海道をはじめ、電力供給が逼迫する可能性もあります。さしたる根拠もないまま、7月まで原発停止状態を続けることが、合理的な判断であるとは思えず、非情でさえあると思うのです。
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原発事故が発生してから、既に、1年半以上が経過しており、7月ともなりますと、実に2年以上が経つことになります。ストレステストについても、菅政権が日本での実施を突如発表する前に、EUでは、稼働状態のままで、既に、このテストを済ませていました。エネルギー問題が、日々の生産や生活に直接に関係することを考えますと、新たな基準作りに、何故、これほどに時間がかかるのか、疑問な限りです。この点、原子力規制委員会は、国民が納得できるような説明はしておらず、専門家であることを盾に、7月予定を当然のことのように国民に押し付けています。しかしながら、大飯原原発は、既に再稼働しておりますので、他の原発を止めておく根拠は希薄です。安全な原発については稼働を認めつつ、並行して新基準を作るという方法もあるはずです。
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