時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

「真実の話」ができない日本の左翼マスコミ

 本日、産経新聞の正論にヴァンダービルト大学日米研究協力センター所長のジェームズ・E・アワー氏が、日韓関係について寄稿しておられました。氏は、竹島慰安婦問題を含め、きわめて真っ直ぐに、かつ、正確に日韓関係を捉えており、驚きを禁じ得ませんでした。

 ソウルを訪問した際に面会した韓国の政財界の要人などに対して、氏が語った内容をまとめたものですが、寄稿文には、”日韓の間の「真実の話」をしよう”というタイトルが付けられています。タイトルの「真実の話」とは、まさに、真実でありながら、頑なに韓国側が否定する歴史的事実と国際常識に他ならなりません。日本領としての竹島の法的正当性や韓国側の慰安婦説の無理を語り、そして、首相の靖国神社参拝も、アーリントンと同じとして擁護されているのです。残念ながら、自国の自己中心的な”歴史認識”に囚われている韓国側は、氏の「真実の話」を受け付けなかったようですが(劣等感が原因しているらしい…)、アメリカ人の方の発言ですので、当事者である日本人がこれらの問題を語るよりは、はるかに反発は少なかったことでしょう。

 日本側からしますと、溜飲の下がる思いがする見解であり、アワー氏には感謝しなければならないのですが、日本側のマスコミが、「真実の話」をしない、あるいは、しようとしない現状は深刻です。事実を直視できないマスコミが、国民に対して、正しい情報を提供するとは思えないからです。氏の事実を見つめた正直な文章が、日本国のマスコミの目を覚まさせることを願うばかりなのです。

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