時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

無法国家韓国は国際法を盾に離於島を守ることができるのか?

 1952年1月、韓国は、一方的に李承晩ラインを設定し、挙句、竹島を不法占拠しました。国際法に違反する行為でありながら、今日でも韓国は、反省するどころか、この暴挙を正当化しています。

 一昨日、中国が東シナ海一帯に”防空識別圏”を設定したことを機に(その実態は”領空化”…)、日中、中台、そして、中韓の間で深刻な摩擦が派生しています。韓国もまた、中国が引いた識別圏が、両国の共同EEZ内にある蘇岩礁離於島の上空に及ぶため、国内では、中国に対する批判の声も上がっているようです。しかしながら、韓国は、国際法を根拠に、中国に対して抗議することはできるのでしょうか。自国が、過去において日本国に対して行った不法行為を、今度は、中国によって自国になされています。しかも、離於島に関しては、韓国側が先に、一方的に海洋調査施設を建設したというのです(この行為も、国連海洋法条約違反…)。

 力しか信じない暴力主義の国は、暴力によって屈することになります。法が自らの権利をも守ることに思い至らぬ韓国は、法の支配の否定が自らの立場を弱体化することに気づいていないと思うのです。

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