時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

舛添都知事問題-公人は出自の公表を

 韓国のソウル市を訪問した舛添東京都知事の行動が、あまりにも”売国的”であるとして、ネット上では批判の声が上がっています。この問題、実のところ、東京都知事選の時から燻っておりました。
 
 選挙戦に際しても、舛添氏が韓国系であるとする情報が飛び交っており、真偽の確認が求められておりました。この時、舛添氏は、会見の席で舛添家の系譜を述べ、この噂を否定しておりましたが、現在では、母方が韓国系とする説が浮上しております。ソウル市との協定では、平昌と東京の両オリンピック・パラリンピックでの協力や地下鉄、環境、防災等に関する東京都側からの一方的な技術供与が含まれているそうですが、度を越した特定の外国への肩入れには、誰もが、それなりの理由があると考えるものです。最も可能性の高い理由は、出自に由来するものであり、舛添氏が韓国系であれば、この行動の説明が付きます。あるいは、先日の報道によりますと、舛添氏の資産は3億円を超えるとされていますので、外国から資金供与、あるいは、賄賂を受け取ってきた可能性もあります。3億円という資産は、発明などで知的財産権を所有でもしない限り、学者が得られる額ではありません。
 
 何れにいたしましても、舛添都知事の不自然な行動は、都民のみならず、国民一般の疑義をも深めております。公職に立候補する以上、候補者は、父母双方の直系のみならず、配偶者の姻族を含めて、その出自や所属する団体を公表すべきです。舛添都知事は、図らずも、政治家の出自問題の重要性を、自らの行動で証明してしまったのではないかと思うのです。
 
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