時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

スコットランド独立問題は沖縄に波及する?

 接戦が伝えられる中、本日、いよいよスコットランドの独立を問う住民投票の結果が判明し、英国の行方が決定されます。マスコミの報道も過熱してきましたが、日本国への影響として、沖縄の独立問題への波及が懸念されています。
 
 それでは、スコットランドの独立問題は、沖縄の独立問題に直結するのでしょうか。英国では、民意を重視し、住民投票という民主的な手段が選択されました。仮に、同様の手段を日本国が採用し、住民投票を沖縄で実施したとしますと、どのような結果となるのでしょうか。イングランドとの間に長期にわたる抗争の歴史をもつスコットランドとは違い、日本国と沖縄は海を隔てており、境界を接して闘争を繰り広げた歴史はありません。また、DNAの解析結果によれば、沖縄の人々は倭人系に属しており、固有の民族とも言い切れません。このため、沖縄では、積極的に沖縄独立に賛成する住民は、現状では少数派です(もっとも、スコットランドでも最初は賛成派は3割程度であった…)。沖縄独立を積極的に主張している人々は、外国の工作員、県外からの移住した”市民”であり、朝日新聞の如くに世論を煽っているのは反日マスコミ2社です。一般の沖縄県民は、現状の変更を望んではおらず、沖縄で民意を尊重すれば、圧倒的多数が独立に反対するのではないでしょうか。
 
 もっとも、沖縄知事選の候補者の擁立を見ておりますと、自民党をはじめ各政党とも、残念ながら沖縄の民意に沿った人選をしているようには見えません。日本国の政党が、沖縄の民意を軽視する状況こそ、実のところ、本土に対する反発という最も危険な状況をもたらすのではないかと危惧するのです。
 
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