時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

猛烈なNHK気象予報の”猛烈”連呼

 近年、大型台風の接近数が増加したこともあって、NHKの気象予報でも、国民に暴風雨に関する注意を促す場面が多くなりました。その際、気にかかるのは、風雨について、”猛烈”という言葉が連呼されることです。
 
 一度の放送に、おそらく4、5回は使用しているのですが、この”猛烈”の連呼には、どこか違和感があります。作文を書く時でも、なるべく同じ表現は使わないよう注意するものですが、何故か、公共放送のNHKは、この作文の一般的なコードを破って、耳にタコができるほど”猛烈”を繰り返すのです。そもそも、”猛”も”烈”も、それほどまで日本国では多用されてきたわけではなく、”熱烈歓迎”や”朴烈事件”などを思い出しますと、むしろ、中国大陸や朝鮮半島などで馴染み深い漢字なのではないでしょうか。NHKでは、スポーツの中継でも、アナウンサーが”韓国”を連呼することがありますが、特定の言葉だけを何度も不自然に繰り返すのでは、国民に隠している理由があるのではないかと疑われても仕方はありません(一説によれば、指定された表現を使うと、韓国から報奨金が提供されるとも…)。
 
 予想される災害の程度を正確に伝えたいのであれば、降雨量や風速等の数値で表現するなり、過去に起きた災害時を挙げて比較するなり、”屋根の瓦が吹き飛ぶほど”といった具体的なイメージで訴えるなり、いくらでも工夫はできるはずです。意地になって猛烈を連呼するNHK、あるいは、気象庁?の姿に、常軌を逸した狂気を感ぜざるを得ないのです。
 
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