時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

イルミナティーの常套手段は‘国民を油断させる’

  今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。王位継承順位が低いにも拘わらず、ヴィクトリア女王は、王位継承の上位者が次々に死去することで、英国女王として即位しました。
 
 このようなヴィクトリア女王の即位をめぐる経緯は、イルミナティーが、‘国民を油断させる’という戦略を常套手段としていることを示唆しています。ヴィクトリアの生誕時の王位継承順位は、ケント公が第4位(第4王子)、ヴィクトリア自身が5位に過ぎませんし、その他の年齢が上となる3人の王子たちにも王位継承者に恵まれる可能性が十分にありました。このため、借金漬けであったケント公にまつわる疑惑に関心を払わず、そのまま王位継承候補者の一人として扱っていたところ、いつのまにやら順位が上の王位継承者が次々と死去し、ヴィクトリアが王位継承順の第一位となって即位してしまうのです。ヴィクトリア女王は、小太りで丸顔、極めて小柄であり、身長180cmとされたケント公やその他の英王室のメンバーの容姿からかけ離れており、女王自ら、その違いに悩んでいたと伝わります。そして、その容姿は、むしろ、ネイサン・ロスチャイルドを髣髴させるのです。
 
 実父の問題の真偽は別としても、ヴィクトリア時代、英国史上はじめてユダヤ人でありながら首相となったディズレリーBenjamin Disraeli(1804-1881年)が、イタリアからの移民のセファルディムユダヤ人の家系(黒いユダヤ人)でありましたように、ヴィクトリア女王の治世は、結果的に、イルミナティーが英国の政治・外交・経済・文学・芸術などのあらゆる分野において躍進する時代となりました。
 
イルミナティーは、このように、国民を油断させ、時間をかけて、そして、敢えて紆余曲折を演出させながら、最終的に、計画通りに目的を達成させることを得意としております。このようなイルミナティーの常套手段を踏まえますと、女系宮家の創設を以って、秋篠宮家の”眞子さん”と小室氏との間の第一子が男女問わず’天皇’となる可能性も消えていないように思えるのです。すなわち、イルミナティーの目的が、小室氏の子を日本国の’天皇’に据えることにあると仮定いたしますと、現時点においては、たとえ皇位継承の可能性がゼロに近くとも、最終的には、その目的を達成させようとするのではないか、と推測することができるのです。
 
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(続く)