時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

イルミナティーの実在は「公然の公然」:プーチン氏の世界支配発言の意味

 本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。本ブログにて世界支配を計画しているイルミナティーにつきまして扱っておりますが、読者の皆様は、このような国際陰謀組織が存在していることにつきまして、半信半疑であるかもしれません。紀元前3世紀のアレキサンダー大王や13世紀のチンギス・ハンのように、歴史上にはありましたが、現在でも、そのような“大それた”野心を持つ人が、本当に存在しているとは思えないからです。
 
ところが、世界には、そのような野心を持つ人が、本当にいるようです。本日の『日本経済新聞』の国際面に「世界支配したい?もちろん:プーチン氏、会見4時間」という見出しで、露プーチン大統領の年末恒例の記者会見で、「世界を支配したいか」という質問に対して、「もちろん」と答えたことについての記事がありました。
 
プーチン大統領のこの発言は、露プーチン政権の基本スタンスを示しているのですが、この質問に関連して、「(世界支配をたくらむ)本部がどこにあるのかは知っている。モスクワではない」と語ったことは注目に値いたします。それは、この発言が、“モスクワ(露プーチン政権)は、世界支配をたくらむ国際組織の支部に過ぎない”と解釈されえるからです(もっとも、同大統領は、ロシアではなく、全く別の組織が世界支配を企んでいることを示唆したかったのかもしれない…)。すなわち、プーチン氏は、世界支配をたくらむ国際組織の実在を認め、さらに、露プーチン政権は、その支部であると公言したことになるのです。プーチン大統領は、「どこにあるのかは知っている」と述べておりますので、確かに、本部も実在しているようです。
 
そして、「公然の秘密」ではなく、もはや「公然の公然」となっている国際組織とは、イルミナティーである可能性が極めて高いと言うことができます。
 
それでは、その本部はどこにあるのでしょうか。イルミナティーが、イエズス会ロスチャイルド家、サスーン家という3つの勢力を中心として成り立っている点を踏まえますと、アムステルダムジュネーヴバチカン、あるいは、ロンドンなどに本部があるのかもしれません。
 
いずれにいたしましても、世界支配をねらう国際組織、イルミナティーの実在は、防衛省の『防衛大綱』などにおけるこれまでの“仮想敵国”の概念を抜本的に改めなければならないことを示しております。侵略者は特定の国家ではなく、国際組織であるからです。イルミナティーは、支部として位置付けられている国家(特定の政権)を通しての武力による直接侵略のみならず、“王室・皇室”の乗っ取りや「静かなる侵略Silent Invasion」などの移民・難民を利用しての間接侵略といった様々な手段を用いて、その目的を達成させようとするでしょう(例えば、『防衛大綱』で仮想敵国に位置付けられている中国共産党政権も支部の一つに過ぎないかもしれない)。さらに、国際ネットワークを用いて地球規模・世界同時多発的に、イルミナティーは謀略と侵略を仕掛けてくるかもしれません。従いまして、こうした国際組織による侵略に対する防衛活動は多岐にわたらざるおえず、これまでにも増して難しくなっていると言えるのです。
 
このように対立構造が地球規模となることを考えますと、米国トランプ大統領の「宇宙軍Space Force
」の発想は、こうした現状には適っているのかもしれません。

 
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(続く)