時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

第二次世界大戦の結末に影響を与えたイルミナティーの軍事体制好み

本日も、古代史・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。ヒトラーが、イルミナティーのメンバーであった可能性は、軍服と軍事体制を好むというその傾向によっても窺うことができるかもしれません。
 
イルミナティーの前身とも言えるイエズス会は、その創始者のイグナティウス・ロヨラが元軍人であったことに示されますように、宗教改革の最中、腐敗の極みにあったローマ・カトリックを武力で擁護するためにつくられた“戦士”集団でありました。このことから、当初からその組織は、上意下達の軍事体制であり続け、イルミナティーのメンバーのメンタリティーには、軍人的であって、軍服と軍事体制を好むという特徴があります。
 
 そこで、ヒトラースターリンが軍服を着用していた点が注目されます。英国のチャーチル首相Winston Leonard Spencer-Churchill18741130 - 1965124日)と米国のフランクリン・デラノ・ルーズベルト大統領Franklin Delano Roosevelt1882130 - 1945412日)は、戦時中でもきちんとしたスーツ姿でありましたが、ヒトラースターリンは、軍服姿を好みました。こうしたヒトラースターリンの軍服を好む性格は、イルミナティーに気に入られたと考えることができます。
 
両者の背景をめぐって、①ヒトラーが「イグナティウス」という名のカトリック司祭から洗礼を受けていること、②スターリンカトリック系の学校で教育を受けていること、③「イグナティウス」という名がバスク語で「私の小さな人My little one」という意味であり、スターリン北朝鮮の金一族も低身長であったことも、スターリンが、イルミナティーから特に気に入られていた理由となっているのでしょう。
 
闇の世界勢力とも言えるイルミナティーの軍事体制好みは、第二次世界大戦の結末にも影響を与えているようです。終戦を待たずに米国ルーズベルト大統領は戦争末期に病死し、英国チャーチル首相は1945年7月5日の総選挙に敗れて政治生命を断たれ、一方、軍服を好んだヒトラーは、おそらくはアルゼンチンに逃れ、スターリンは闇のルートを通して核技術を米国から手に入れ、その勢力を大きく伸ばしました。
 
こうしたイルミナティーの軍人好みは、ルーズベルトチャーチルの反対にもかかわらず、スウェーデンユダヤ人の家系であって、1953年に米国大統領となるドワイト・デビッド・アイゼンハワーDwight David Eisenhower18901014 - 1969328日)が、1941年には連合国遠征軍最高司令官Supreme Commander, Allied Expeditionary Forceに抜擢されるとともに、すぐさまに次期大統領の有力候補となったことにも示唆されるかもしれません。

このようなイルミナティーの軍服・軍事体制好みは、現在でもイルミナティーの代理人たる北朝鮮が軍事体制を維持している点とも関連していると考えることができるでしょう。

 
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(続く)