偽右翼詐欺問題:イルミナティーはなぜ個人崇拝を強要するのか
今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。イルミナティーのつくった社会・共産主義国家には、ソ連邦のレーニンやスターリン、中国の毛沢東、北朝鮮の金一族、東ドイツのホーネッカー、ルーマニアのチャウチェスクなどの例に示されますように、個人崇拝という共通の特徴があります。
社会・共産主義国の個人崇拝の理由は、まずもってイルミナティーが、もとよりイルミナティーの“お気に入り”である特定の人物を、イルミナティーの悪代官として独裁的支配者とする計画が成功したからであると推測することができるのですが、こうした個人崇拝作戦が採られた目的は、「愛国心詐欺」、もしくは、「偽右翼詐欺」とも称すことのできるような、国民の忠誠心の対象のすり替え作戦にあると考えることができます。
愛国心とは、通常は所属する国家自体に向かうものです。こうした愛国心は、しばしば、所属国の繁栄や防衛(国家の存亡)をめぐって国民の意識に影響を及ぼしており、国民の社会規範や行動を大きく左右する場合もあります。例えば、第二次世界大戦中には、自発的に、金品を政府に提供する“供出”が日本国民の間で、ひろくおこなわれました。
このように、愛国心は、結束力を強めるなど大きな力を発揮する場合もあるため、そのエネルギーが、反イルミナティー活動に向かうことをイルミナティーは怖れてきたと推測することができます。そこで、愛国心の対象を国家から個人に変更させるという作戦をイルミナティーは思いついたのではないか、と考えられます。イルミナティーが、世界の王室や皇室を乗っ取った理由は、まさにこの点にあり、“国王”や“天皇”と国家を制度的に一体化してこれを演出し、国民の愛国心の対象を国家自身から“国王”や“天皇”などの個人へと移す作戦が遂行されたと推測することができるのです。第二次世界大戦中の「天皇ばんざい」問題は、イルミナティーの影響力の強かった明治政府が、明治維新を通して国家と“天皇”を一体化させることに成功していたことを示しております。特に、社会・共産主義諸国では、イルミナティーの“お気に入り”の人物と国家との制度的一体化は容易に行われ、宮殿のような霊廟や遺体の永久保存などは、まさにカルトの領域であったとも言えるでしょう。
こうした国家と個人の制度的一体化によって、国家に対する愛国心が、いつのまにやら特定の個人、すなわち、イルミナティーの“お気に入り”の人物への個人崇拝へとすり替えられたことによって、結果的に、国民はイルミナティーに盲従させられてしまっていることになるのです。
その深刻な弊害は、イルミナティーの“お気に入り”の人物が、国家滅亡につながるような反国家的行動を採った場合に顕在化することとなります。イルミナティーの“お気に入り”の人物が、イルミナティーからの命令によって、反国家的行動を採った場合、それを批判した国民は、国家に対しては立派な忠誠者でありながら、「非国民」であると攻撃されてしまう可能性があるからです。すなわち、国家とイルミナティーの“お気に入り”の人物が制度的に一体化した体制がつくられていた場合、イルミナティーの“お気に入り”への批判は、国家への批判として扱われ、真の愛国者が、「非国民」とされてしまうという大きな混乱がもたらされることになるのです。逆に言いますと、国家への忠誠を基準にいたしますと、イルミナティーの“お気に入り”こそが、「非国民」でありながら、国家と個人の制度的一体化による個人崇拝のもとでは、「偽右翼詐欺」とも称すべく、それがごまかされてしまうことになるのです。
現在、世界の“王室”や“皇室”は、ほとんど悉くイルミナティーに乗っ取られているようですので、こうした混乱を避けるためには、国家と特定の個人を一体化させる制度には、要注意であり、イルミナティーの創設記念日でもある5月1日の新天皇の即位を前にして、日本国もこの問題を深く憂慮しなければならないと言えるでしょう。
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(続く)