なぜ、今、イルミナティーなのか
はてなブログの皆さま、はじめまして。
本ブログ「時事随想抄」は、Yahooブログからお引越ししてまいりました。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
本ブログの内容は、YAHOOブログ時代にアップロードした記事を踏まえたものとなりますので、引き続きイルミナティーthe Illuminaties問題と国内情勢・国際情勢との関連についての記事が中心となります。そこで、本日は、イルミナティーthe Illuminatiesについて説明しておきます。
イルミナティーthe Illuminatiesとは、1776年にイエズス会士(フランシスコ派)のヨハン・アダム・ヴァイスハウプトJohann Adam Weishauptというカトリックのカノン法の教授であった人物が、ネイサン・ロスチャイルドの要請を受けて、1776年にドイツバイエルンにおいて結成した秘密結社のことです。イルミナティーthe Illuminatiesは、キリスト教の仮面を被った「黒いユダヤ人」の国際組織であることを、以下の点から指摘することができます。
第一に、1543年にパリにて結成されたイエズス会the Jusuitの創始者であるイグナティウス・ロヨラIgnacio Loyola(1491~1556年)は、スペインのギプツコア洲のバスク生まれであり、両親はマラーノ(キリスト教に改宗したユダヤ人)でありました。フランシスコ・ザビエルFrancis Xavier(1506~1552年)もまた、元ユダヤ人であって、バスク地方の出身であり、両者が「黒いユダヤ人」のバスク人であったことは重要です。
イベリア半島は、7世紀から15世紀末までは、イスラム世界に属しており、「黒いユダヤ人」が多く流入していた地域でありました。「黒いユダヤ人」とは、“ユダヤ人”が、交易などを目的に訪れたアフリカ・西アジア・インド亜大陸・東南アジア・中国大陸などにおいて、現地の女性との間にもうけた混血児やユダヤ教へ改宗した現地人のことであり、ユダヤ教徒と言いましても、バビロニア系ユダヤ教というバビロニア地方のユダヤ人コミュニティーにおいて発達した異端ユダヤ教の信者であると言うことができます。『タルムードTulmud』というよく知られたユダヤ教の解釈書も、バビロニアのコミュニティーで成立しております。
ロヨラやザビエルもこうした「黒いユダヤ人」の子孫であり、イベリア半島にあった「黒いユダヤ人」の秘密結社にも属していたようですので、イルミナティーの母体となったイエズス会自身が、「黒いユダヤ人」色の強い団体であったと考えることができるのです(“ユダヤ教(バビロニア系ユダヤ教)”の秘儀とされるカバラもイベリア半島で成立)。特に、イエズス会内のフランシスコ派にその傾向が見られるようです。
そして、バスク人の男性は、ヨーロッパでは、その野蛮性が強調され、「破壊者」「浮浪者」「略奪者」と称されておりました。このように、バスク人は、もとより傭兵となったり、集団による掠奪を生業とするなど暴力的であったようなのです。バスク人気質は、大航海時代にイエズス会(組織的な男性集団)が、「カトリック教皇の傭兵」、「掠奪者」、「奴隷商人」と称されたことを説明していると言えます。こうした気質は、1776年以降はイルミナティーにも受け継がれていると推測することができます。
第二に、ヴァイスハウプトの両親も“ユダヤ人”であり、ユダヤ教からキリスト教に改宗している点は重要です(ヴァイスハウプトの両親は、「白いユダヤ人」であったのか、「黒いユダヤ人」であったのかは不明)。すなわち、イルミナティーthe Illuminatiesは、改宗ユダヤ人のイエズス会士によって結成された秘密結社なのです。このように、イルミナティーは、キリスト教の仮面を被っていたため、20世紀には、中世より存在していたとされるキリスト教の秘密結社であるフリーメイソンを乗っ取ることにも成功しているようです。
第三に、ネイサン・ロスチャイルドも、もちろんユダヤ人なのですが、ロスチャイルド家の元の家名が「カン・ハンKhan」であったことに示唆されますように、ロスチャイルド家はモンゴル系の「黒いユダヤ人」であったと考えることができます。ロスチャイルド家がヴァイスハウプトにイルミナティーthe Illuminatiesの結成を依頼したことは、何らかの「黒いユダヤ人」の目的や計画があってのことであった、と推測することができるでしょう。「黒いユダヤ人」は、バビロニア系ユダヤ教を信仰しておりますので、イルミナティーは、まさに「隠れバビロニア系ユダヤ教徒」の国際組織とも言えるのです。
イエズス会(フランシスコ派)は、大航海時以降、世界展開している組織であり、現ローマ教皇のフランシス教皇がイエズス会出身の初の教皇であることに示唆されますように、現在でも、世界大におけるその影響力は測り知れません。そして、ロスチャイルド家も世界金融に大きな影響を与えております。従いまして、16世紀以降の世界史上の様々な重大事件、現在の世界情勢、そして人類の将来を考えるにあたり、イルミナティーの存在は、決して軽視してはならないのです。
そして、イルミナティーの思想・世界観は、バビロニア系ユダヤ教の起源とも繋がることから、人類文明の黎明期といった太古に遡ると言うことができます。ここに、本ブログにて、歴史から人類の行く末を考える理由があるのです。
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(続く)
なお、 倉西雅子をブログ主とするYAHOOブログの『時事随想抄』は、倉西裕子をブログ主とするはてなブログの『時事随想抄』に移行いたしましたので、「本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます」という所謂枕詞を外して、本日よりブログ記事を書いてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。