時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

差別をなくすために橋下氏がすべきこと

 週刊朝日は、「日本維新の会」の代表の橋下氏の出自に関する記事について、謝罪を表明したそうです。差別問題については、まだまだ考えてみなければならないことが多いのですが、少なくとも、橋下氏は、マスコミに噛みつくよりも、すべきことがあったのではないかと思うのです。

 すべきこととは、自らが、品行方正となることです。情報の隠蔽や暴力を背景にした脅しでは、”差別をなくせ”と迫っても、差別がなくなるとは思えません。実際に、同和団体暴力団の存在は、一般の国民からは怖れられており、犯罪組織とは、できる限り関わりを持ちたくないと考えています。これは、人としての正当な自己防衛の手段であり、この忌避的な態度を、誰も、”差別”として糾弾できないはずです。一般の国民の忌避的な態度の要因が、暴力や犯罪の横行であるとしますと、こうした集団は、まずは、襟を正して、自らの健全化に努めるべきです。

 橋下氏が、差別解消に貢献できるとしますと、それは、如何なる出自であっても、人品共に優れ、遵法精神に従い、無私の心で、世のため人のために尽くす人がいることを、自らの身を以って示すことにではないかと思うのです。そうでない限り、”根拠のある差別”が続いてしまうのではないでしょうか。

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