時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

東洋のエルサレム-なぜカルト教団の教祖には北朝鮮出身者が多いのか

 今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。統一教会の教祖の文鮮明創価学会の会長の成大作(池田大作)、オウム真理教アレフ)の教祖である松本智津夫の3人のいずれもが、北朝鮮出身者であるという奇妙な共通点があります。その理由を考えてみることにしましょう。
 
Wikipedia日本語版によりますと、「18世紀には、冊封体制下の清との往来の中で、北京にいたキリスト教宣教師からキリスト教が朝鮮の官僚に伝わり、平安道キリスト教徒が増加した」そうです。当時、アジア地域におけるキリスト教の布教は、イエズス会が中心となっておりましたので、北朝鮮地域のキリスト教徒は、イエズス会を通して、イルミナティーの下部組織化されていた可能性を指摘することができるでしょう。
 
さらに、「日本統治時代には、平壌神学校などキリスト教の神学校や教会が設立され、キリスト教徒の人口に対する割合も増加した平壌は、宣教師から「東洋のエルサレム」と呼ばれる朝鮮のキリスト教布教の中心地となった」そうです(文鮮明も、当初は、北朝鮮地域のキリスト教の団体に属しており、現在の韓国のキリスト教徒には、朝鮮戦争の前後に韓国側へ移住した平壌出身者もいるそうです)。「エルサレム」は、ユダヤ教の聖地であり、イルミナティーも、世界政府の樹立後に、その首都を「エルサレム」に置くことを計画しているようです。平壌が「東洋のエルサレム」と称されていた点から推測いたしますと、イルミナティーは、世界政府が樹立した暁には、西洋と東洋を二分統治し、東洋地域の首都、すなわち、世界政府の第二の首都を平壌に置くつもりであり、現在でも、平壌イルミナティーの秘密の首都として位置付けられているのかもしれません。
 
このように考えますと、イルミナティーの下部組織と考えられるカルト教団の教祖に、北朝鮮出身者の多い理由が、説明されえるのではないでしょうか。 
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(続く)