イルミナティーの2つの‘太陽’問題
今日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が記事を書かせていただきます。宇宙開発を通してゾロアスター教の最高神であるアフラ・マズダ神Ahura Mazdāとなり、最後の審判の日のキリスト教の神様の裁きから逃れようとするイルミナティーの計画は、まさに、『旧約聖書』「イザヤ書The Book of the ProphetIsaiah」の第14章に描かれているルシファーLuciferの計画そのものでもあると言うことができます。ルシファーは、以下のように言います。
――I will ascend into heaven, I will exalt my throne above the stars ofGod: I will sit also upon the mount of the congregation, in the sides of thenorth: I will ascend above the heights of the clouds; I will like the most High(私は天に昇り、私は神の星々の上に我が王権を立て、私は北側にある教会の山の上にも座し、私は雲の頂きに昇り、私は、至高の存在のようになるのだ。)――
2018年9月5日付本ブログにて述べましたように、『2061年宇宙の旅(『2061年2061: Odyssey Three』)』において、2061年には、木星が太陽と同じような恒星と化し、地球から見ますと、天には、あたかも二つの太陽があるかのような状況となっており、その新たな恒星は、何故にか「ルシファーLucifer」と命名されております。
このことから、イルミナティーは、ルシファーをアフラ・マズダ神Ahura Mazdāと同一視、もしくは、ルシファーをアフラ・マズダ神AhuraMazdāの子として位置付けているのかもしれません。すなわち、キリスト教が、イエス・キリストを‘キリスト教の神の子’として、しばしば太陽に擬えていることに対抗して、イルミナティーは、ルシファーを‘ゾロアスター教の神の子’として恒星化した木星、すなわち、‘もう一つの太陽’に擬えているのかもしれないのです。
このように考えますと、「イザヤ書The Book of the ProphetIsaiah」の第14章におきまして、ルシファーが「朝の子son of the morning」とされていることには、注意する必要があるかもしれません。ルシファーの言う‘日の出’とは、本当の太陽の日の出ではなく、木星の恒星化を意味しているのかもしれないのです。すなわち2061年に、イルミナティーの‘もう一つの太陽’が出現するという預言かもしれないのです。
杞憂かもしれませんが、イルミナティーが、特に北朝鮮を気に入っている理由は、アフラ・マズダ神Ahura Mazdāとなることによって、キリスト教の神様による最後の審判の結末とは逆の結末をもたらそうという世界支配計画を、イルミナティーは、北朝鮮によって実行させようとしていることにあるとも推測することができます。
韓国による北朝鮮に対する所謂’太陽政策’とは、この計画への支援を意味しているかもしれません(韓国も、イルミナティーのお気に入り)。そして、本年6月12日に開かれた米朝首脳会議の席で、金氏が「SFみたいだ」と発言したそうですが、この言葉には、イルミナティーの世界支配計画に関する何らかの含意があったのかもしれないのです。
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(続く)